前提
AWS 認定 は、 AWS の知識がどのくらい備わってるかを試験を通して公式認定してもらえるもの。基礎・アソシエイト・プロフェッショナルのレベルと、専門知識(スペシャリティ)のレベルで計12種の認定試験がある。
自分は2017〜2019年までの間に AWS 認定アソシエイト3つを取った。
- AWS 認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト(SAA)
- AWS 認定 SysOps アドミニストレーター – アソシエイト(SOA)
- AWS 認定 デベロッパー – アソシエイト(DVA)
DVA は弊社来る前に元々サーバーレス開発に興味をもって実際にそのモチベーションで AWS 触ってたこともあって、その知識で何とか行けた感はある。SAA はギリギリで、 SOA は2回落ちて3回目でやっと取れた程度の実力。
当時の合格した会社メンバーの合格記を参考にホワイトペーパーとか見たり、黒本とかの書籍にある情報だけを頼りに勉強して何とか取れた。
当時読んだ書籍
アソシエイトレベルでこれだけの期間を費やしてこの程度だったので、プロなんて無理やろ。と思ってしばらくAWS認定の受験からは遠ざかっていた。
最近になってプロ受けようと決めたきっかけは以下が重なったから。
- SAP 対策の本(AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説)が出てた
- 最初に取った SAA の認定期限がそろそろ切れそうだった
- ちょうどその頃にとある社員の合格体験談を聞いて 「まずは申し込め。話はそれからだ」 (意訳)という言葉を聞いた
勉強の仕方を見直し
対策本とか、誰かのアドバイスがあったら受ける、などの考えをまず改めてみた。 以下の情報で何を勉強すれば良いか、だいたい見えてくる事がわかったから。
公式で分かるもの
- AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナル(SAP)
- AWS 認定 DevOps エンジニア – プロフェッショナル(DOP)
- 試験ガイド
- サンプル問題
- 模擬試験
- 公式のオンライントレーニング
試験ガイド・サンプル問題・模擬試験は公式の案内でまず辿れる。 あとは Exam Readiness というオンライントレーニング教材を無料で受けることが可能なので、これらを使って試験で頻出するサービスや問題の傾向を理解した。
オンライン学習教材
Udemy, Whizlabs の問題集が良いという話も聞いたので、有識者のご意見を参考に以下を購入してみた。
- Udemy
- Whizlabs
英語なので DeepL や Chrome 拡張の翻訳を活用して何とか解読した。 ただ、英語の問題にも慣れておいたほうが良いと思い、敢えて英文もちゃんと見て理解できるように努力した。
英語の問題に慣れる理由
実際の試験では言語選択時に日本語を選択出来るんだけど、日本語特有のあやふやさが文章に表れていて理解できないことが稀にあったりする。 試験では英語の問題文(原文)を見ることも可能なので、問題や選択肢の意味に疑問が湧いたときに英文見ると本来何が言いたかったかが見えてきたりする。
勉強中分からないことに出くわしたら
上記の問題を解いていって正解が理解できなかったり、そもそも該当の AWS サービスの理解に不安が出てきた場合に、 関連する AWS サービスの BlackBelt や AWS ドキュメントを読んでサービスそのものの理解を深めるようにした。
BlackBelt の内容は以下に揃っているので、理解したいサービスの資料を見つけて読むようにした。
Udemy や Whizlabs では、回答の解説が丁寧なのでその内容を読んでおく。公式のオンライントレーニングも受けておく。理解できなかったら BlackBelt を読む。関連してる AWS ドキュメントの案内があればそれも見ておく。
というのをスキマ時間でひたすら繰り返した。
結果
SAP と DOP 両方とも一発で取れた。今取得してる認定バッジの一覧
SAP
DOP
受けてみての感想
3時間集中して問題解くのしんどい。 個人差はあると思うけど、自分は SAP と DOP の両試験とも全問解いて10数分くらいの残り時間しか無かった。 なので、後で見直す時間はほぼ無いと思って良さそう。
「後で見直す」フラグを問題に付けることができて後で見返せるんだけど、本気で回答に迷った問題だけに留めておこうと反省。分からない問題は”分からん”と認めて後戻りしないこと。
結果見て SAP はギリギリでかつ問題解いてて手応えがなかったので、まだまだこの分野の理解が足りんなと思った。
さいごに
とはいえプロも取れた、ということで今の会社に入ってからこれまでの個人的実績に対する自信はようやくついた気がする。 次はいよいよスペシャリティを目指そうというモチベーションも湧いた。
セキュリティ・データベース・ネットワークは、実際に開発業務に関連する内容だと思うので取っておきたい。